男女問わず、魅力的な人間になりたいと、それぞれ考えると思う。そしてそれぞれの思う「魅力」というものは、著しく異なるものだと感じることが多い。たとえば、「人間は中身よ!」と言う人にとっての外見は何なのだろう。魅力を担う要素からあっさりと排除できてしまえるものだとは思わない。人間はその80%を視覚からの情報で判断するという。それなら外見は大いに魅力に関与する。容姿・表情などを「外的魅力」、好感を抱かせる性格・発言内容・行動内容を含めて「内的魅力」とすると、人間の魅力というものは間違いなく「外的魅力+内的魅力」となると思う。そして「好みの違い」というやつは、その比率に関係する。例えば美人で最低な女がいたとして、外的魅力10、内的魅力0だとする。外的魅力を最重要視する男からすればこの女は「最高の女性」であり、内的魅力を最重要視する男からすれば「最低の女性」になるのではないか。言いたいのは、大抵の場合、「内的魅力だけしか重視しない」とかそんな人間は、そうはいない。どちらも重要だと思う。声質は外的魅力なのだろうか?わかりかねるが、これを重視する人間はたまにいる。このようにそれぞれの「フェチズム」も考慮に入れる場合は次のような結論に至った。「魅力=外的魅力+内的魅力+当人のフェチズム合致度」当然といえば当然かもしれない。というよりもフェチズムを持ち出してしまうと、外的魅力・内的魅力の判断にも、フェチズムのフィルターは大いにかかっているのだから、+αとして記述するのは変かもしれない。これもやはり、一時しのぎの結論でしかない。